RURU1234’s blog

私のこと家族のこと日々のお料理書き綴りたいと思います。

神様がくれた時間❤️ 6

疲れた父が

仮眠をとった時間から

どれくらい経ったでしょう。

父が急に起き上がりました。

すぐ立ち上がった父

でもなんだか様子が変です。

洗面に行き、付きそう母に

不調を伝え

母も突然のことに少しオロオロ

なりながらも

それでも土壇場に強い母は

直ぐに大きな気持ちで

全てを引き受ける体制に入り

全力で父をサポートします。

この時は夕飯を食べに行く前で

皆の夕飯の時間を気にして

父が早く起き上がってしまったことで

吐き気が出たようでした。

少し、戻す父に

大したことないよーちょっとだけよーと

心配しなくても大丈夫と

状況を声に出して伝える母

そうかー大したことないかーーと

母がそう言うならと安堵の表情をうかべる父

初めて吐き戻した日

何が原因か

そばで見ている私はそればかり気になるけど

でも吐いて

父本人はスッキリしたのか

ちょっと椅子に座り、

徐々に身体も落ち着いた様子

初めてのことに

私達が1番オロオロしたかもしれませんが

今思うと抗がん剤をしていたわけだし

むしろ、あって当然

今まで父はほとんど悪い副作用もなく

過ごしていたけど

抗がん剤の副作用は

私たちにとって

幸せな事に完全に忘れものでした。

生活リズムは大切

父がそうまでして起き上がった理由は

自分は少し体調が優れなくても

私の甥っ子達

父にとっては孫の生活のリズムが大切と

感じていたようで

それを旅行先でも崩さないようにとの

父の孫への想いからでした。

母と私は父のいるお部屋に残り

甥っ子達2人と妹には先に

夕飯を食べに行ってもらいました。

父は身体の外に出すことで

楽になったようで

少しすると

意を決した様な顔をして

ヨシ行こう‼️

と私と母に言いました。

えっ?!行く??はいはーい。

全て父の思いのままに

それしかありませんでした。

暗黙の了解

みんながそうでした。

じゃあ車椅子に乗ってもらおう

車椅子という有難い道具

足の痛みが酷くなってから

母が借りた父の車椅子が、

とても重宝しました。

車椅子ごとあちらへこちらへ〜

痛い足を動かさなくていい。

それだけで父の負担は無く、

心の負担が減ると病状は変わらずでも

父の笑顔が増えました。

そんな父の様子に私達も嬉しく

こんなことなら

もっと早く借りてあげればよかった。

そんな風に思うこともありました。

私達に出来ること

お恥ずかしい話ですが

私は全然と言っていいほど

車椅子の方の気持ちを

本当の意味で考えたことがありませんでした。

本当の意味で

というのは

何か手伝うことがあればしてあげよう。

困ってることは何かな?でも自分から聞くなんて

出来ずにいたのです。

父が車椅子を使うようになるまで

知らずにいたのです。

でも、身内が車椅子を利用するようになると

実はお手伝いできる事がたくさんある事に

気づかされました。

ほんの少し扉を開けて差しあげるとか

スペースを空けて差しあげるとか出来る事は

言われなくても、周りのものが

察して動く事が大切と知りました。

車椅子って障害のある方が

乗るもの

そんな風にどこか思って見ていました。

でも違うんですね。

誰にでも将来お世話になる可能性のある道具

だったんですね〜

まさか、自分の父が

こんなに弱ってしまう現実があるなんて

夢にも思っていませんでした。

それもこの旅行の時点が8月。

ほんの4ヶ月前

4月15日まで

バリバリ父母揃って一日中働いていた人

が、まさか、こんなになるなんて。。

人生って何が起こるかわからないですね〜

この話をすると大抵の人は

だからお店を辞めたんですね。

とおっしゃいます。

でも、そうでは無いのです。

父のすい臓がんという病気が発覚したのは

お店を辞めた後

お店の片付け、業者による解体、引き渡し等

全てが片付いた後だったのです。

だから父は本当凄いんです。

タイミングが見事

三姉妹で遠隔地から

何とかお店に来店客を〜

と願いSNSを使い頑張った日々が懐かしいです。


肉の日開催 焼き鳥一本150円→29円に‼️

高齢で足元が危うくなってきた時でも車椅子

車椅子利用者は

障害のある方だけでなく

必要な人は借りられるシステムが

日本にはあるようで、

病院が繋いでくれます。

父が利用するまで、何も知らなかったけど

車椅子って凄いですね。

旅行先でも

そのまま食事をする場所まで行き

車椅子のまま食事の席に

つく事が出来ました。

お待たせ〜

先に行ってもらっていた

妹と孫たちに合流

やっとみんな揃い、みんな笑顔のはずが

違いました。弟くんは泣いているし

父のことを心配したのでしょう。

母はお腹を壊したようでした。

父のことを四六時中支え心配している母ですが

身体は正直でよく腹痛はあるそうです。

そんな母のことを父は普段から

自分の病気そっちのけで、心配し

大事にするよう伝えていました。

そんな父を気遣って母は

この時は父にわからないよう

無音で口の動きで伝えてくれました。

お互い思い合って素敵な2人です。


コレはまだ元気な時、2人お気に入りの
サービス満点なお店に行った時のもの。
2人はいつも一緒❤️


席に着くと

素敵なお料理が並びます。

でも孫達が何か揉めています。

何があったのかと、よーく聞いてみると

年齢によって付いているものが違う様子

お兄ちゃんのトウモロコシが欲しい。と

弟くんが泣いています。

年齢の割にすごく食べることが出来る弟くんには

幼児用お子様ランチでは

量が足りなかった様子

こーゆーの子供が居ると良くあること

我が家もよくありました。

別のものに気をそらすか何か

したり、譲ってもらうよう

上の子にお願いしてみたり、しますが

うまくいきません。

そりゃそうです。上の子だって

そんなに欲しい欲しいと言われても

自分用のものを、

そんなに簡単にいつもいつも

譲るなんてしんどいですものね。

すると母が店員さんにお願いをしてみよう。

頼んであげるね。となりました。

店員さんに事情を説明し

トウモロコシを持ってきてもらいました。

ご機嫌にもりもり食べる弟くん

お兄ちゃんも弟くんがやっと落ち着いた様子に

ホッとしていました。

妹の子供達の凄いところは

食べる量が本当に凄いところ

運動量も動きを見ていたら多く

その分しっかり食べて消費しているようです。

こんな時も父はじっと優しい目で見ています。

私なら気分の優れない時に

泣いている声とかしんどいだろうけど

父は孫達の言葉をしっかり聞いて

想いを受け止めるように

優しい眼差しを向けていました。

そして、店員さんの優しい気持ちで

直ぐ出てきたトウモロコシに

泣き顔が笑顔になる孫の様子を

目に焼き付けるように

○○チャン良かったね〜美味しい??

という父

大きなお目目に、

まだ涙でキラキラしたお顔で

美味しいという

孫の言葉に

そっかそっか〜と

父はとにかく嬉しそうでした。

父の慈愛に満ちた表情が

今でも目に浮かびます。

物事の表面だけを捉えずいつも

本当に大事なピンポイントだけを

教えて示してくれた父です。

そんな事がありながらも食事は素晴らしく環境も最高

みんなが食べる様子に釣られて

父も少しずつ食べようと口に運びます。

その様子を横で支える母

改めてここに私が居られること

有り難く感謝に思うと

込み上げるものがありました。

永遠ではない人間の人生

改めて父母に出会えた奇跡に感謝しました。

本日はここまで

いろんな事があり書く手が止まることも

しばしばありますが

コレからも書いていこうと思います。

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

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