虎と馬と奇跡
人生とは不思議なもの
私は今日それを強く強く感じました。
今、この瞬間も
すごいスピードで駆け抜けていくのが時間
もちろん一定のスピードで誰にも平等に
時間は過ぎていきます。
老いも若きも平等にカチカチカチカチ♪
最近では歳をとると1日1日が過ぎていくのが
あっという間でーー40過ぎると早いわよーなんて
話もよく耳にします。40半ばあたりの私には
未知なる世代である50を過ぎると更に加速するのだとか。
この1日の感じ方が歳とともにスピードを
増していくように感じることも最近の研究によると
新陳代謝と密接な関係があるとか
現代はどんなことも個人のスマホでググれば
だいたいヒットした中に答えはあります。
どんなこともしっかり解明されているのは
きっとどこかの誰かの努力のおかげと思います。
自分の人生が何の役にも立たないものじゃ
つまらないけど
その全てに何かの意味があり誰かの役に立てるなら
こんなことが私の身近に起こりますか?
って事が時として起こります。
それは前触れもなく突然やってきて
トントンと肩をノックされるようなもの
誰もがビックリ⁉️します。
それは、病気だったり、障害だったり、金銭的な事だったり、他人からの裏切りだったり、心が壊れる出来事だったり本当様々です。
その時はじめて普通の有難さが身にしみて、
家族や友人知人、周りの人まで
本当の幸せを、感じようと神経が敏感になります。
普通を感じないまま生きることだってあります。
あるものを最大限生かす生き方
人生とは時に過酷で残酷なものだと
それは憧れの東京の会社の別ビルに勤務して数年
新社屋での人事発表があった時でした。
私は少し特殊な場所に勤務していました。
社会教育団体で、姉が勤務している姿に憧れて
その会社に入社したのですが
とにかくこちらの会社では全ての所作を
寮生活で身につけ職場では仕事を覚える日々
私は入社してからずっと、姉やみんなとは別ビルで
お仕事をし自分が本当に勤務したい場所には
なかなかいけませんでした。
私のお仕事は来る日も来る日も単調で
お仕事のほとんどが運送に関する事務
送り状を書いたり事務仕事をしたり
梱包作業をしたりココじゃなくても出来そうな仕事。
ココにしか無いものを求めてきても
それを見ることすらない場所
それでも私は与えられた場所で楽しく生きていれば
人間にはネクストステージが与えられると信じていました。
毎日周りの方と円滑に仕事を勧められるように
工夫をし不測の事態にも間に合うような備えを常に考え
早め早めに仕事を進めていきました。
人は不測の事態など、思いもよらない時に一番
本質が出ると思いますが備えさえしておけば
何も怖くないと思います。そんな私の仕事を
とても喜んでくださる上司に少しずつ
信頼も得られるようになり自分でも不思議ですが
その様子が社内に伝わり
別部署の方も、私に会いに来られるような事になり
おかしな話ですが私の特殊な考え方がヒントになると
別部署の上司にも信頼をもらえるようになりました。
そして私は願い通りネクストステージに立ち
ココではない場所へと配属〜
しかしちょうど時を同じくして
新社屋建設の為全社員が
私のいた場所へ移転することとなりました。
部署は変わり私は新社屋内の建物内の物の
配置や制服などを先輩職員と考え検討する仕事に
変わりました。そこでの仕事もこなし、これまで
変なタイミングが重なり逃してきたチャンスを掴んで
新社屋に次こそは行きたい。と願っていました。
が、実際私に下された新たな人事は
女子社員で1人再びあの運送のお仕事に
戻るというものでした。
部署のみんなが喜びに沸いている中
そこに拍車をかけてくるのは
落胆を隠せない気持ちに蓋をしてトイレに駆け込んだ私に向けて
じゃあ辞めるの??と叱咤してくる女子先輩社員
私は、誰にもわからないこの気持ちを
隠して何とか平静を保つのがやっとでした。
その時姉だけが私の様子に気づき 帰りー
と声をかけてくれました。
20数年前の事ですが思い出すと今でも泣けてくる私
虎と馬ですね。
そうしてその日の全女子社員あげての
決起集会を無断で欠席し
女子寮へ1人帰り次の日
みんなが出勤しても何もやる気にならず
思い立ったように東京駅を目指しました。
強気になれる気がするB'zの音楽をイヤフォンで
聴きながら無心に東京駅を歩きました。
高卒でこちらに就職して
奈良の実家を離れ女子寮で
かけがえのない同期の仲間と出会い
修行のような忙しい毎日を公私共に暮らし
とても多くのことを学びましたが
上京する時に母が
自分らしく無くなるようなことがあった時は
いつでも帰っておいで。と
言ってくれていたことを思い出し
逃げる癖をつけるのは良くないと思いますが
人格を壊すようなことからは逃げても良いと思います。
(注: 生きてるうちにそう何度もあるものではありません)
ほとんどは必要な人生のカリキュラム
終わるまで同じ状況が続くこともあるので
その場合は頑張るしかありません。
帰ってからの私
その後私は無断で実家に帰宅したお詫びをしないといけないため
人に頭を下げました。でも
誰も、理解なんてしない。
私も仕事内容については話せないことばかり
当然ありきたりの想像できる言葉しか出てこない大人に
ウンザリし、私は人に会うことが嫌になり
家から出なくなりました。
2日前にブログで話した 引きこもりは
その新社屋、武道館の目の前にあるんです。
私はその社屋には入ったことありませんが
デーンとそびえ立って
前にチラッと見た時は高く見えました。
20数年前の私が
虎と馬を心に飼うきっかけになった場所の為
ずっと、何故か心臓がドキドキして
ダメだった場所
その後行ったのは20数年のうち数回、旦那様と一緒に
今日はその九段下にどうしても外せない用事が
あり、行ってきました☆
心に飼う虎と馬の様子も
あの虎と馬を
息子の大学入学式とリンクさせてきた神様
なんて神様って粋なの??と
20数年の時を経て
九段下という場所をリンクさせる人生の不思議を
アレから20数年
私はススンデ逃げなくなりました。
逃げるのは卒業
相変わらず椅子に座っていても
いつもより鼓動の音が聞こえそう
スマホをビデオにしても
なんか揺れるなぁと思ったら
動悸のせいwww
まぁそんなすぐ何とかなるなら
心に虎と馬を飼わないよねーーwww
虎と馬
きっかけは小さなことでも
心に飼うことになるのが
この虎と馬
長い時間封印してきた思いを今日は
吐き出しました。
どのように書いても
万人にわかるものではないと
期待は決してしていません。
ただ嬉しかったのです。
こんな奇跡もあると伝えたかった。
そんな人が身近にいる場合は
そっとしておいてあげてください。
トラウマの語源はギリシャ語で傷だそうです。
心というのは
実際には存在しないもの
だから心が傷つくことも
実際はないのです。
傷付いたと思ってるだけではなく
心が実在しないことを知らないのです。
それを知った時、不器用でも
きっと自分で立ち上がると思います。
新陳代謝について触れておきます。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E9%99%B3%E4%BB%A3%E8%AC%9D
ウィキペディアより